kinesiology note salon ハートクリエイター

私たちが本当に欲しい感情は安心感だけ



私たちが「欲しい」と感じているものの奥にあるのは、
本当はただ——安心したい、という気持ち。

日々感じている感情。
ポジティブも、ネガティブも。
実はそのどちらも、「刺激」を求めている心の現れかもしれません。

ポジティブならわかるけど、
ネガティブまで“欲している”なんて——
えっ、うそ?と思いますよね。

でも、物事には必ず陰と陽があります。
影があるからこそ、光が見える。
その両方があって、世界は成り立っています。

「中庸(ニュートラル)」という言葉がありますが、
その場所は、一見とても退屈で、
味気ないように感じるかもしれません。

けれど、そこには深い静けさがあります。

脳はつねに刺激を求めていて、
現代はまさに「刺激過多」の時代。

だから私たちは、自分の感情に振り回され、
気づけばぐったりと疲弊してしまうのです。

でも、感情にのまれてしまう前に、
まずは——
「いま、どんな体感があるのか」に気づいてみてください。

その感覚を丁寧に味わっていくと、
気づけば、心は静かにおさまっていきます。

もちろん、これまで感情を抑えてきた人ほど、
感じた瞬間に痛みが強く出ることもあるでしょう。

でも、その痛みこそが、
ずっとあなたに見てほしかったSOSのサインです。

「大丈夫だよ」「もう安心していいよ」と、
優しく、あなた自身に伝えてあげてください。

痛みを感じたくなくて、
私たちは思考で物事をコントロールし、行動でごまかそうとします。

行動が「正しい」とされる社会のなかで、
痛みに気づかないふりをしていないか——
ふと立ち止まってみてください。

そして、どうか。
からだの声に、耳を傾けてみてください。